ビジネス英語

【英語会議】ミーティングの質が決まるファシリテータースキルとは

2020年11月1日

こんにちは。SANACHANです。

ミーティングの質は、進行役のスキルによって左右されると言っても過言ではありません。

そんな進行役に必要となるファシリテーター・スキルについて紹介します。

こんな方におすすめ

  • ミーティングを上手く進行できず、結論までたどり着けない
  • 議論が活発にならず、いつも脱線した話が多い
  • 会議の質を上げたい

それでは順番に見ていきましょう。

 

ミーティングにおけるファシリテーターの位置づけ

国際的な英語のミーティングにおけるファシリテーターの位置づけは、以下の3つです。

  • ミーティングの内容、参加者の意見に中立である
  • ミーティング参加者に対して第三者である
  • ミーティングのプロセス管理者である

 

ミーティングの内容・参加者の意見に中立

ファシリテーターは、ミーティングの内容・参加者の意見に中立である必要があります。意見が割れた場合に片方の肩をもつというのではなく、両方の見方や考え方があることを示さなければなりません。

例えば、ファシリテーターが討論している内容について意見を述べると、参加者がその考えに影響されるかもしれません。つまり、ファシリテーターは自分の意見を押し殺し、進行役に徹する必要があります。

また、結論を導き出すプロセスや、意思決定のプロセスにも中立である必要があります。縦社会の上下関係などに左右されることなく、公平性を維持できるように参加者に働きかけます。

 

ミーティング参加者に対して第三者

理想を言うと、ファシリテーターはミーティング参加者の所属部署と異なる第三者、または利害関係のない人が望ましいです。上下関係や利害関係があると、中立を保つことが難しくなるためです。

非公式のミーティングの場合は、第三者にお願いすることは難しいと思いますが、公式のミーティングの際は、社外の専門家、またはファシリテーターの素養がありそうな他部門へファシリテーター役を担ってもらうことをおすすめします。

 

ミーティングのプロセス管理者

ファシリテーターには、ミーティングを進行するうえで以下の役割があります。

  • 参加者の参加意欲・発言意欲を高め、議論・討論を活発にさせる
  • 効率よく進行するように、時間を管理する
  • 議論を発散・収束させたりして課題や問題を解決し、ゴールに導く

上記の役割を担うには、論理的思考ができるスキル、コミュニケーション力の両方が求められます。

 

ファシリテーターに必要なスキル

プロセスの設計スキル

ファシリテーターは、ミーティングの議題に対して「どのように議論・討論を進めるのか」を事前にしっかりシナリオを設計する必要があります。つまり、ミーティングのゴールに向かう道筋を考えておくということです。

国際的なミーティングの場合、異文化のコミュニケーションが必要になります。参加者が発言する言葉の表面だけでなく、その裏の意図や動機を含めて聴くようにします。

ファシリテーターの発言は参加者全員に対して影響力を持ちますので、発言者だけでなく、聴いている他のメンバーの様子にも注意しながら、自分がどのように発言するか・すべきかも常に考えて進行させましょう。

 

ロジカルシンキング(論理的思考)

ファシリテーターは、議論や意見で出てきた情報を論理的に構造化し、前後関係を分析して再構成するスキルが求められます。いわゆる、ロジカルシンキングと呼ばれるスキルです。

ロジカルシンキングの参考書は、

世界のエリートが学んできた 自分で考える力の授業(狩野 みき)

をお勧めします。

小学生に向けての講習も数多く経験されている方が執筆しており、非常にかみ砕いた内容で説明されおり、分かりやすく、内容がスッと頭に入ってきます。

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場をコントロールするスキル

多くのミーティングでは、対立や摩擦がおきます。ファシリテーターは、それらの対立や摩擦を適切にコントロールしていかなければなりません。対立や摩擦を適切に処理し、参加者が前向きに話し合えるような場を維持するということです。

個人を攻撃したり他者の意見を批判したりすると、感情的になることもあります。また、お互いの腹を探り合う・空気を読む状態が続いたり、誰かの意見を忖度するというのもミーティングの質を下げることになります。そうした様々な場面をコントロールできるスキルが求められます。

 

コミュニケーションスキル

ファシリテーターは、発言者の意見や意図を正しく聴き、分かりやすく整理してご論を活性化することが大切です。

そのためのスキルは以下で紹介していますので、併せてお読みください。

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【英語会議】英会話スクールでは教えないコミュニケーション・スキルとは

国際的な英語でのミーティングで必須になるスキルで「ファシリテーション」という考え方があります。ファシリテーション・スキルの中で、会議の進行役(ファシリテーター)と参加者(パーティシペーション)、双方に必要となるコミュニケーション・スキルについて説明します。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

ファシリテーターは、ミーティングで中立の立場で進行役に徹することがポイントとなります。
以下のフレーズ集も参考にしながら、質の高いミーティングを実現しましょう。

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【英語会議】ミーティングの進行で使うフレーズ34選

英語を使う国際的なミーティングで必要なファシリテーション。その進行役に必要な「ファシリテーター・スキル」に関してミーティングの開始時、進行する時、締める時の3場面に分けて、すぐに使える英語のフレーズを34選ご紹介いたします。

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以上、「【英語会議】ミーティングの質が決まるファシリテータースキルとは」でした。

 

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SANACHAN

大学卒業後、社会人しながらTOEIC 320→800越え&ネイティブと交渉できる英会話力を習得! 英語習得後、転職を経て年収大幅UPに成功したエンジニアです。 実用的な英語力を習得したい人向けに情報を発信しています。

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