こんにちは。SANACHANです。
国際的なミーティングに参加、または進行する場合、「コミュニケーション・スキル」が最も重要になります。
コミュニケーション・スキルには、大きく以下の3つに分類できます。
- 聴くスキル (Active Listening Skills)
- 質問スキル (Questioning Skills)
- 意見交換スキル (Assertive Communication Skills)
本記事では、これら3つのスキル「コミュニケーション」に関する即使えるフレーズを場面別にまとめています。
さっそく見ていきましょう。
英語会議:コミュニケーション「聴く」

場面:内容を理解するために会話を中断するフレーズ
ミーティングでの討論で、理解できなかった場合や、理解したことを確認する場合、ミーティングを中断して発言します。
※反論をするために中断することは避けましょう。
「Excuse me」 や 「Sorry to interrupt」を最初に付けて、断りを入れてから中断すると良いでしょう。
- Could I ask a quick question?
ちょっとお聞きしたいのですが。 - Sorry to interrupt; I'm finding it difficult to understand. Could you speak more slowly?
すみません、理解しにくかったので少しゆっくりお話しいただけますか。 - Sorry to interrupt; I didn't understand. Could you say that again, please?
すみません、理解できなかったのでもう一度おっしゃっていただけますか。 - Sorry to interrupt; I couldn't catch your point. Could you ~?
すみません、要点をつかめませんでした。~していただけませんか。 - May I interrupt for a moment?
ちょっといいですか。
場面:内容を理解するために相手に確認するフレーズ
報告や発表に関する直接的な質問は、発表の後に設けられていることが多いです。ですので、直接的な質問は避け、ソフトな質問になるように確認します。
相手の会話を聞き返すフレーズ
- Could you please repeat the last point again?
最後の点をもう一度お願いします。 - Could you repeat what you said?
もう一度おっしゃってください。 - I couldn't catch your point. Could you say that again, please?
要点をつかめませんでした。もう一度おっしゃっていただけますか。
言葉の定義や意味を明確にするフレーズ
- What dose "~" mean for?
~はどういう意味でしょうか。 - Can I ask what you mean by "~"?
~という意味をお聞きしたいのですが。 - How do you spell that?
どういうスペルですか。
相手に詳しい説明を求めるフレーズ
- Could you please explain that in further detail?
もっと詳しく説明いただけますか。 - Could you please clarify that point again?
その点を明確にしていただけますか。 - Could you give me more background information?
もっと追加情報ををいただけませんか。
場面:自分の理解した内容を相手に確認するフレーズ

日本語の会議や会話で行われる「あいづち」ではなく、自分自身の言葉に置き換えて理解したことを確認しましょう。国際的なミーティングでのマナーになります。
- So, the reason why you need to ~A~, is ~B~ Is that correct?
では、貴社が~A~を必要とするのは、~B~という理由からですね。正しいですか? - On my understanding, the reason you want to ~A~, is because ~B~.
私の理解によると、~A~を希望されるのは~B~の理由からですね。 - Are there any other issues we need to consider?
他に検討すべき事項はありますか。
場面:自分の説明を明確にするフレーズ
相手が間違った理解をしていそうな場合、伝えたい内容を再度明確にしましょう。
- Perhaps I didn't explain that clearly. Let me try again.
おそらく明確な説明ではなかったかもしれません。もう一度説明させてください。 - Did I make myself clear?
明確にお伝えできましたか。 - Just to make sure, let me confirm that ~A~.
念のため、~A~について確認させてください。 - Actually, what I meant to say was ~A~.
実際に、私がお伝えしたかったのは~A~です。 - I mean that ~A~.
私がお伝えしたいことは、~A~です。
場面:相手に共感を示すフレーズ

ミーティングに出席している人たちがどう感じているかを認識することは、何か結論を出す前は必要になります。
相手に「理解されている」と発表者・発言者に認識してもらうことで、リラックスさせることができ、効果的なコミュニケーションを図ることができるようになります。
- I understand how you feel.
あなたがどう感じているか理解しています。 - I can see that's a problem.
それが問題なのは分かります。 - You must have been very surprised.
驚かれたでしょう。 - If I were you, I would feel that way too.
私があなたの立場であれば、同じように感じるでしょう。
場面:話の内容を要約するフレーズ
双方の理解の確認と誤解を避けるため、時々要約をするようにしましょう。
- I would like to summarize the points we have discussed so far.
これまで議論したポイントを要約したいです。 - Let me briefly summarize my main points.
主な点を簡単に要約させてください。
英語会議:コミュニケーション「質問」

日本人は「質問する」ことが苦手です。「問いただす」というように、責めているというニュアンスが含まれているためです。
国際的な英語でのミーティングでは、日本人が考える「責める質問」ではなく、理解を深めるための質問スキルが必要になります。
場面:相手が自由に答えを述べる (Open-ended) フレーズ
- What sort of ~?
どういった種類の~ですか。 - Could you tell me about ~?
~について教えてください。 - I'd like to be interested to know ~?
~について知りたいのですが。
場面:「Yes/No」を求める (Closed) フレーズ
- Do you have any plan to ~?
~の予定はありますか。 - Is there ~?
~はありますか。 - Did you ~?
~しましたか。 - Are you going to ~?
~するつもりですか
場面:方向性を決める (Leading) フレーズ
- Shouldn't we ~?
我々は~すべきではないのでしょうか。 - There isn't ~, is there?
~はないんですよね。 - We are going to ~, aren't we?
我々は~するつもりですよね。
英語会議:コミュニケーション「意見交換」

意見交換を行う場合、以下の3ステップで話す必要があります。相手の感情を害することが無いようにするためです。
- 自分が相手の意見を理解していることを示す
- 自分がなぜ賛同できないのか、または自分がどう思うのかを伝える
- 自分の考える意見(解決案、など)を述べる
それでは、各ステップのフレーズを紹介します。
STEP1:理解していることを示すフレーズ
- If I understand correctly, your suggestion is ~?
正しく理解できていれば、あなたのご提案は~ですね。 - On my understanding, the reason you need to ~A~ is ~B~?
私の理解では、~A~をひつようとするのは~B~のためですね。 - I understand your point, and I can see why you feel that way.
おっしゃっている点が理解でき、なぜそのように感じておられるか分かりました。 - I can see why this is so important to you.
なぜ、このことが大切なのか分かります。
STEP2:自分の考えや気持ちを述べるフレーズ
- Even so, I feel that ~.
たとえそうだとしても、~だと思います。 - However, I feel that idea may not work because ~.
しかしながら、そのアイデアは~という理由から、上手くいかないと思います。 - Nevertheless, I feel we cannot agree to that because ~.
それでも、~なので賛同できないと思います。 - On the other hand, we must consider the log term implications of this proposal.
一方で、この提案の長期的な関係についてよく考える必要があります。
STEP3:自分の意見を述べるフレーズ
- Therefore, I would like to suggest that we ~.
そこで、~を提案したいと思います。 - Therefore, I would like to recommend that we~.
そこで、~をお勧めしたいと思います。 - Therefore, I would like to advise that we~.
そこで、ぜひ~されてはいかがでしょうか。 - So, one possible solution could be ~.
そこで、一つの解決策として、~があります。
注意
以下の単語は使用を避けましょう。
相手を強く「否定」したり、「責任」を追及する印象を与えます。
「But」「Anyway」「Fault」「Wrong」「You should ~」
まとめ
いかがでしたでしょうか。
円滑なコミュニケーションを図るには、相手の言うことを良く聴き、自分の意見をはっきりとアサーティブに述べ、危険な単語は避けるようにして討論しましょう。
以上、「ミーティングで即使える場面別フレーズ50選」でした。